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明治安田J2リーグは前半戦が終了し、後半戦に差し掛かっている。クラブの状況はもちろん、ここで気になるのが選手の評価だ。期待通りの活躍を見せた人がいる一方で、苦しんでいる人も多い。今回は、様々な理由から、出場機会に恵まれないJ2の外国人選手を5人ピックアップして紹介する。※成績は17日時点
DF:ハッサン・ヒル(イスラエル)

【写真:Getty Images】
生年月日:1999年11月25日
所属クラブ:ジュビロ磐田
2025リーグ戦成績:出場なし
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イスラエル出身のハッサン・ヒルは、18/19シーズンに母国リーグのブネイ・サフニンでプロキャリアをスタートし、以降はコンスタントに出場機会を得ていた。
すると、25歳を迎えた昨季、J1で残留争いを繰り広げていたジュビロ磐田への移籍が実現することに。当時の同クラブは、CBとして計算できる戦力が少なく、ヒルはチーム浮上のきっかけとなる即戦力として期待された。
その期待の高さは、移籍金から見ても明白だ。現地メディア『One』によると、ヒルを獲得するために、磐田は41万5000ユーロ(約6640万円)もの移籍金をサフニンに支払ったとされている。
昨年7月に磐田へと加入したイスラエル人DFは、翌月から主に左CBとして起用され、最終的にリーグ戦9試合に出場した。しかし、対人守備や持ち運びの面でいい部分はあったものの、少ない期間で6枚ものイエローカードをもらうなど、日本のサッカーに完全に順応したとは言えないシーズンだった。
そして、Jリーグ2年目となる今シーズン、ヒルはさらなる苦境へと追いやられることとなる。J2に降格した磐田は、監督を横内昭展からジョン・ハッチンソンへと交代したが、これが同選手にとって最悪な展開に。ハッチンソン監督は2CBに江﨑巧朗とリカルド・グラッサを配置しており、ヒルはベンチに入ることすらままならなくなってしまったのだ。
3月末のYBCルヴァンカップ・FC大阪戦でようやく今季初スタメン入りを掴んだものの、試合前の練習中に負傷してしまう。そんな運の悪さも相まって、今季は公式戦に1試合も出場できていない。
そんな中、磐田は6月の移籍期間中にCBのヤン・ファン・デン・ベルフという新たな助っ人を獲得。また、ヒルは天皇杯の登録メンバーから抹消されており、事実上の戦力外となっている。移籍は時間の問題と言えそうだ。